東南アジアは野犬に注意!予防と対応は?【絶対絶命】フィリピンで夜中に20匹に囲まれた
みなさんこんにちは、kuriです。
今回は、東南アジアに行く時にちょっと怖い、野犬について。
みなさんは、これから東南アジアに行く予定を立てているでしょうか?
旅行、ボランティア、語学留学…
何をするにしても、外に出るのであれば遭遇するかもしれないのが、野良犬の危険です。
長めに東南アジアへ行く際に推奨されているワクチンの中にも、狂犬病注射は含まれています。
ボランティアで長めに行くなら、打っておいて間違いはないでしょう。
そんなちょっと怖い野犬のイメージ、実際のとろこはどうなのか?ワクチンはした方がいいのか?
アジアへ7ヶ国、約13ヶ月滞在して体験した野犬の実体験と、その予防・対応についてお話したいと思います。
危ない野犬に2回ご対面
まずは、実際に野犬を危ないと感じた2つのお話から。
結論から言うと、7か国行ったうち2ヶ国で、13ヶ月の間に2回危ない野犬に遭遇しました。
観光地・アユタヤで
まずは、タイのバンコクから北へ車で2時間行ったところにある有名観光地、アユタヤ。
像に乗って散歩ができる、人気のスポットです。
そこで自転車を借りて遺跡?を散策していた時のこと。
道にぱっと出てきた野犬の前を自転車ですっと通り過ぎたら、何がスイッチだったのか分かりませんがめっちゃ追いかけてきたんです!!
えええええええ!!
逃げると犬の習性上追いかけて来るのでダメなのですが、もともとこちらは動いているので仕方なく全速力で漕ぎ、側に来た時はもう両足をとりあえずあげてわあ~って感じでした…
その後ふっと離れていったので良かったのですが、何せ突然の出来事で嵐のように過ぎ去って行ったので良く分かりませんでした。
何もしてなくても、突然怒ることもあり得ます。
留学中・夜中のフィリピンで
実は野犬なんて別に珍しいものではなく、普段からそこら中にいるのですが、ちょっとのキッカケで襲われかねないことが分かりました。
私の危機を起こした野犬達もまた、普段から大学校内でよくケンカしているのを見かける子達でした。その日まで約10ヶ月間、特に何も無かったのです。
しかしその日犬に近づいてしまったのは、夜10時でした。そう、犬は夜行性です。
普段はバラバラな野犬達も、約20匹の群れを作って休んでいました。
もう暗かったので、私は普段見ている野犬達よりも人間の方が怖く、犬にはあまり注意を向けていませんでした。
そして、不用意に群れに近づきすぎてしまったのです…
突然、ワンワンワンワン!!!とけたたましく吠えながら駆け寄ってきて、あっという間に包囲されてしまいました。その距離、たった30cm。
あと1週間で日本に帰って就活を始めるのに、人生終わったと思いました。
至近距離で囲まれ、けたたましく吠える野犬達…
遭遇した時の対処法
犬もバカではないので、むやみに噛みついてはきません。
1番やってはいけないのは、背を向けて逃げること。犬は本能的に追いかけてきます。
タイのアユタヤでは既に動いていたのでやむおえずそのまま逃げましたが、基本的にはそれは犬を刺激するだけです。
フィリピンで囲まれた時はまず、ダッシュで逃げ出したい気持ちを懸命に抑え、一歩、また一歩と、亀のようにゆっくり、ゆっくりと横にずれました。その後は犬が見えなくなるまで100メートルほど、そのペースを維持しながら進みました。
そうすると、犬は無闇に追いかけて来ようとはせず、こちらの様子を伺います。刺激せず、害はないよ、と無言のアピールをしてフェードアウトする事が、確実に逃げる事ができる手段です。
これにより、なんとか無事危機を脱する事が出来ました。
予防と対処法
上の体験では、どちらも噛まれる事なくなんとか危機を乗り越える事ができました。しかし、何か不測の事態が発生すれば、噛まれてしまうことも十分にありえます。
万が一の時のために、狂犬病の予防注射をしておくことをおすすめします。
どうにもならない場合もありますが、無闇に噛んでくる訳でもないので、旅行中は野良犬には極力近づかず、見つけても急に逃げたりして刺激しないようにする事が最善の策になります。
噛まれてしまったら
予防注射はあくまで予防なので、噛まれてしまった後は速やかに病院に行って診てもらう必要があります。
旅行先の近隣の病院や、日本語の通じる病院などを予め調べておけば安心ですね。
まとめ
フィリピンの夜の出来事は若干特殊で、普通に観光していたらそこまで野良犬は脅威になるものではありませんが、やはり危ない目にあうこともあり得るという結論です。
念には念を入れてしっかり準備をしておけば、より安心して楽しく海外を過ごせると思いますので、是非予防注射は受けることをおすすめします。
効果は何年か続くので、特に少し長期になる方は、予防注射をしてみてはいかがでしょうか?